お問い合せ先 | 03-5695-1647

info@jeibacruise.jp

img20200306192615422917.jpg img20200306192615417381.jpg m_fishdish-hi.jpg restaurant_wine.jpg
 

 
 
 

ポナン料理写真 デザート ポナン料理写真 フレンチメイン ポナン料理写真 世界の料理 ポナン料理写真 生涯残る料理を  
  
  
 

Daily gastronomy■美食の日々を

 

聞いてみればミシュランなレストラン

 一皿目の料理が運ばれて来た。目の前に現れたのは全く予想していない盛り付けの食べ物。盛り付けは見事だ。慣れないナイフとフォークを使いながら、見たことのない食べ物を口に運ぶ。……「うまい!」と思わずつぶやいた。かみさんも頭かぶりを縦に振っている。次にワインを利いてみた。料理とワインがピッタリ合う。互いが褒め合うような相性だ。
どこのシェフかと聞いてみると、店名を教えてくれる。日本人だから当然知らない。わかっていない雰囲気を察してくれたのか「ミシュランで1スターを取った店から来てもらってるシェフです」とのこと。これが毎日続くのは贅沢だなと思った。

 
 
 
 
 
 
 
 

 料理と酒の相性の実感である。刺身には日本酒が最高だし、中華には紹興酒が合う。ヨーロッパの食い物にはヨーロッパの酒なんだなと、当たり前といえば当然のことが妙に納得したものだ。いろいろな料理を食べて、いろいろな酒を楽しむ。酔っ払う以外の楽しみ方の再認識だった。二皿目はサーモンのマッシュルームソース。かみさんはメキシカンオムレツ。やっぱりうまい。二杯目のワインは赤。正直、赤でも白でも悪くない。といって、食事にサーブされるワインは特段高い酒ではない。けれど、料理にとって真ん中目のストライクゾーンである。料理も伝統的な濃厚なフランス料理でなく、ヌーベル・キュイジーヌ(新アイデア料理)。重たくない。「ここのフランス料理屋は悪くないな」、そんな食の満足で気分が満たされた。窓を見ると、いつの間にか風景が動いていた。出航したのに気が付かないほどだった。エンジンの音や揺れが全くしない。ヨットスタイルの船というのが売りだったが、こういうことかと納得する。