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ポナンで旅する北欧|陽の沈まない北極圏へ

数年前、イルリサットの写真をクルーズ雑誌で見た。
いくつもの巨大な氷山が湾に流れ込み、砕けた無数の氷片もまた溶けずに海を覆っていた。その先には真っ青な空。
それから、いろいろ調べてみるとグリーンランドは、距離的にはかなり遠いがデンマーク領になっていることがわかった。ヨーロッパの半分が収まるほどの面積であること。海から急激に立ち上がる、永久凍土に覆われた沿岸の岩山が登山名所になっていり、興味深いことが多かった。

  
  
 

「巨大」という言葉では表現できない、海上の氷の大地。

実際に目の当たりにするイルリサットの氷山は、東京の青空とは違って、突き抜けるような、あるいは吸い込まれるような深い空だった。それなのに爽やかに明るい。大地のように動かない海に浮かぶ10数片の氷山は、東京ドームでいうなら4つくらいになる程で、その巨大な自然の造形美は日本という島国のスケールとはまったく違うものだった。
景勝地を堪能したあとは、氷山の間を小型船で遊覧。近くで見る氷山は、神々の神殿という風情だ。それもまた絶景ではあるが、時折その氷山の方から轟音がする。氷にヒビが入る音だが、「ピキッ」という可愛いものでは全くなく、まるで車同士がぶつかったのではないかというような衝撃音が伝わる。
巨大なガラスが剥がれて、10階ほどのビルの壁が崩れ、大型トラック程の氷が海に落ちてくる。海面が爆発して、周囲に2m程の高さの波の揺らぎ生む。50m程の距離をゆったりと穏やかになりながら、乗っていた小舟にも伝わった。